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典型的なJ-REITでは、不動産会社が母体となって資産運用会社を設立したり、資産運用会社に出資をして株主になったりする場合がありますが、これらのケースでは、次のような利益相反が考えられます。
①物件の取得価格に関する利益相反
物件の取得にあたって、売主が資産運用会社の株主などの関係者である場合に、資産運用会社が投資法人の投資家よりもみずからの関係者の利益を優先して、投資法人に割高な価格で物件を買わせる。
②取得物件の選別に関する利益相反
物件取得にあたって、売主が資産運用会社の株主等の関係者である場合に、不良物件ばかりを投資法人に購入させて、優良物件は売却しない。
③プロパティマネジメントの利益相反
資産運用会社の株主等の関係者が、投資法人が保有する物件のプロパティマネジャーを務める場合に、プロパティマネジャー選定に際してその関係者を優先したり、不当に高い報酬を支払う。